腸内フローラde健康ラボ

菌の解説

ヒトや動物と共生する菌

フシカテニバクター サッカリボランス分布:ヒトおよびブタの腸内

フシカテニバクター サッカリボランスこの菌は、ヒトの糞便を寒天培地で培養し、培地上にできた数百個の雑多なコロニーの中から発見された新属新菌種です。属名の「フシカテニバクター」はラテン語で「連鎖する紡錘型の桿菌」、種名の「サッカリボランス」は「糖を貪り食う」を意味しています。

ヒトの腸内における「フシカテニバクター サッカリボランス」の分布を様々な年齢層で調べたところ、成人では高い頻度、菌数で分布していたのに対し、老人では分布頻度が低く、菌数も成人の1/1000ほどであることが分かりました。この原因として、老人は成人に比べて食事の内容が単純化し、量も少なくなっていることが挙げられます。大腸内にはヒトが消化、吸収できない多糖類や食物繊維が存在し、それらが腸内細菌の餌になっています。「フシカテニバクター サッカリボランス」の特徴は、多糖類を分解するための酵素を持っていることです。つまり、老人の腸内ではこの菌の餌になる多糖類が成人に比べて少ないため、菌数が少なくなっていると考えられます。

また、この菌はヒトの腸内で多糖類を発酵し有機酸を作りますが、それは腸内環境の維持につながり、私たちの健康をサポートすると考えられています。さらに、潰瘍性大腸炎(UC)の患者は健康なヒトに比べてこの菌の数が少なく、この菌が持つ腸の炎症を抑える作用が今後UCの治療に役立つのではないか、期待されています。

50音順
ア行
アシダミノコッカス ファーメンタンス
アリスティペス インディスティンクタス
エシェリヒア コリ
エンテロコッカス フェカーリス
オドリバクター ラネウス
カ行
カンピロバクター ジェジュニnew
クリステンセネラ ミヌタ
クロストリジウム ディフィシル
クロストリジウム パーフリンジェンス
クロストリジウム ラモーサム
コリンセラ アエロファシエンス
コリンセラ タナカエイ
サ行
サクシナティモナス ヒッペイ
サテレラ パルビルブラ
サルモネラ エンテリティディスnew
シュードモナス エルギノーザnew
スタフィロコッカス アウレウス
スタフィロコッカス エピデルミディス
ストレプトコッカス ミュータンス
スラッキア ピリフォルミス
セグメンテッド フィラメンタス バクテリア
タ行
ディアリスター サクシナティフィラス
ハ行
バクテロイデス オレイシプレヌス
バクテロイデス クラルス
バクテロイデス フラクサス
バクテロイデス フラジリス
バチルス セレウスnew
パラサテレラ エクスクレメンティホミニス
パラプレボテラ キシラニフィラ
パラプレボテラ クララ
ビフィドバクテリウム ビフィダム
ビフィドバクテリウム ブレーベ
ビフィドバクテリウム ロンガム 亜種 ロンガム
ビブリオ パラヘモリティクスnew
フィーカリバクテリウム プラウスニッツイnew
フシカテニバクター サッカリボランス
ブチリシコッカス フィーシホミニス
フソバクテリウム バリウム
ブラウティア コッコイデス
プレボテラ コプリ
プロピオニバクテリウム アクネス
ベイロネラ パルブラ
ヘリコバクター ピロリnew
マ行
メガモナス ファニフォーミス
ラ行
ラクトバチルス アシドフィルス
ラクトバチルス イクイ
ラクトバチルス カゼイnew